依頼と誘いに対する断りにおけるトルコ人日本語学習者の特徴
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- Tez No: 708017
- Danışmanlar: DR. BERNA ALKAN
- Tez Türü: Yüksek Lisans
- Konular: Dilbilim, Linguistics
- Anahtar Kelimeler: Belirtilmemiş.
- Yıl: 2014
- Dil: Japonca
- Üniversite: University of Nice Sophia Antipolis
- Enstitü: Yurtdışı Enstitü
- Ana Bilim Dalı: Belirtilmemiş.
- Bilim Dalı: Belirtilmemiş.
- Sayfa Sayısı: 208
Özet
我々は日常生活において様々な場面で様々な人と接し、相手の意に反したり、意向 に添えない旨の発言をしたりすることが少なくない。例えば、断りがその一例であろ う。誘いや依頼を断る際は相手との人間関係を維持するために状況に応じた適切な断 り表現を選ばなければならない。しかし、断りとは「聞き手によって提案された行為 を行うことを拒否する発話行為であり、相手に不快な思いをさせないためには高度な コミュニケーション能力を必要とする」(近藤、2009:79)。用いられる断り表現はいく ら間接的で丁寧な言い方であっても、「断り」そのものは相手のポジティブ.フェイス を脅かす行為であるため我々は相手に不快感を与えないように、理由を説明して相手 に理解してもらったり、謝罪したり、間接的に断ったり、代案を言ったりするなど、 様々なストラテジーを利用している。その際に用いられる表現は上下・親疎など相手 との関係、相手にかかる負担によって異なっており、相手や状況に応じた適切な断り 方を選択する必要がある。広範な選択の中で適切な断り方を選ぶのは母語話者であっ ても難しいが、文化によって使用されるストラテジーの選択も異なるため、外国語学 習者にとっては容易ではない。 「日本語学習者の中には、文法や発音面での日本語が流暢であっても、コミュニケ ーションがスムーズにいかないという問題にしばしば直面する学習者がいる。これは コミュニケーションが言語学的レベルにとどまらず、社会文化やポライトネスのルー ルの違いなどとも関わっているためである(蒙 2009:210)」。言語は音と意味の結び つきだけでなく、同時に文化とも相互関係にあるということを考えたら言語学習と言 語教育において文化は非常に大切な要素であるということを忘れてはいけない。 荒巻(1999)は一般に外国人が第二言語を話す際、発音・文法上の誤りは母語話者に、 「まだ学習言語をよく知らないからだ。」と容認されやすいが、社会的・文化的なル ール上の誤りは、表面に現れてこないだけに、母語話者にとって、「失礼である、不 誠実である」などと誤解される危険性がある (p.106)と述べている。 この点に、第二言語1 を教える先生の大きな役割があると考えられる。第二言語教育 で言語的要素のみを教えるのでは不十分である。異文化コミュニケーションの場面で 支障がないように文化的要素の違いにも焦点をあてるべきであると考えられる。 そのため、生駒・志村(1993)は、特に学習者が、依頼・謝罪・感謝・断りなどの発 話行為を、第二言語でどのように表現し、またそれが母語話者のものとどのように異 なるかを調査する、語用論レベルでの対照研究が近年行われていると述べている 1 ここでは 母語以外の言語を総称してこのように呼ぶ。 2 (p.41)。日本語の研究では日本語学習者の断り表現に関する研究(生駒・志村 1993; ワンウィモン 2004;藤原 2009 等)が見られるが、トルコ人日本語学習者の断り表現に ついてはまだ研究されていないのが現状である。 そこで、本研究では、相手から受けた依頼と誘いに対し「断り」を行う場面を取り 上げ、日本語母語話者、トルコ語母語話者、トルコ人日本語学習者が断る際にどのよ うなストラテジーを用いているのかについて分析する。トルコと日本文化における断 り表現を比較し、両母語話者の「断り」を調査することにより学習者の語用論的側面 における問題点を明らかにしたい。
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